めんたい子のイタリア狂想曲

イタリアを狂おしく想うめんたい子が、旅やグルメ、カルチャーなどイタリー情報をお届け。

めんたい子、イタリアの神と出会う。

めんたい子は、現在、

光り輝く東京の街で

とある情報誌の編集者をしている。

 

 

たらこパスタの衝撃(たらこパスタ食べたら人生変わった - めんたい子のイタリア狂想曲

から、早数十年。

さらなるたらこパスタの高みを求めて

大都会へやってきた。

 

 

緊張、不安、希望。

 

 

 

社会人としての第二の人生がスタートした。

 

 

 

必死にイタリアを追い求め、

時にその狂おしいまでの愛にもがき苦しみ、

時にそのイタリアへの深い母性に身を委ねた。

 

 

 

そんなめんたい子を神様は見捨てやしなかった。

 

 

 

これは紛れもなく自慢だが、

編集者として人生最初の取材は、

 

 

ジローラモ

 

 

だった。

 

 

 

 

めんたい子はこの先何かあったときのために

大事にとっておきたかった一生分の運を、

入社1か月ですでに使い果たしてしまった。

 

 

 

イタリア偏愛者のめんたい子にとって、

日本でイタリアという国を爆発的に広めた

先駆者であるジローさまは、

 

 

 

 

ジー・オー・ディ、

 

 

 

 

そう、GODだ。

 

 

彼の著書はむさぼり読んだ。

 

ジローさまは、

今や人気モデル&タレントになられたが、

日本にきてから何も順調だったわけじゃない。

 

外国人が異国で仕事を見つけ、

異文化の中(ましてや日本とイタリア)で働くことが、

どんなに難しく厳しいことか。

 

みんな女好きだとかテキトーな人だとかおっしゃるが

ジローさまは、体を張ってイタリアという国を広めてくれる

陰ながらの親善大使なのだ。

 

バラエティでは日本流の洗礼を受け、

日本の笑いを理解して、

イタリア人としての自分の役割をしっかりとこなす。

そしてちょい悪、という新たな一大ムーブメントを

巻き起こした。

 

 

 

分かっている、めんたい子は彼のすべてを分かっている。

 

 

 

そんなGODを目の前に

あふれる想いがほとばしる。

 

 

こんな新人編集者が

GODの貴重な時間を割いてまで

お耳を汚すわけにはいかない。

 

でも

なんとか印象を残したい。

なんとかめんたい子、という人物を

GODの海馬に焼き付けてほしい。

この愛を全力でぶつけよう。

 

 

 

その思いで必死だった。

 

 

 

そしてついに

 

移動中にフリーになった

その瞬間を見計らって、震える声で話かけた。

 

 

 

 

 

 

「わ…わたしの大学の先生の

 アントーニオ、知ってますか」

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

アントーニオ、誰やねん・・・

 

 

 

 

 

 みながそう、心の中でツッこんだ。

 

 

 

痛恨の極みとはこういうことだ。

 

人間というのは、悲しいかな、

ほとばしる感情は理性を狂わせるものよ。

 

めんたい子も、ただの人の子だった。

 

 

 

 

 

GOD「・・・アントーニオっていっぱいいるからね」

 

そしてGODはバラの花園の撮影に戻っていった。

 

 

 

 

チーン

 

 

 

 

帰り道。

電車でひたすら自分を責めながら、

悔しくて悔しくて仕方がないめんたい子は

悔しさのあまり、

立ったまま爆睡した。 

(後にも先にも口を開けながら立ち寝をしたのはこれっきり。

 前に座っていた人はさぞかし恐怖だっただろう。)

 

 

でもいいの。

どんな形であれめんたい子は

GODと同じ時を共有できた。  

 

そして決めた。

イタリアを愛し続ける限り、

めんたい子も、GODのように

イタリアを広め続ける親善大使で

あり続けたい。

 

 

 

 

※そのダシに使われたアントーニオ先生は

 自称、友達だということで

 友達なら話は早いだろう、

 という短絡的な考えからの発言だったが、

 そもそもアントーニオ先生は小さいころちょっと

 面識があったかもという程度だった(後日談)

 

 

 

 

 

 

 

ん…。今日は酒を飲んだせいか

まじめに終わってしまった。 

 

ジローさまの著書、とっても読みやすいです。

イタリア人入門によかとです。

 

チャオ